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掲載日:2021.12.18 イベント

第10回世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)サイエンスシンポジウムを開催しました!!

会場からの質問に答える片岡一則先生<br>(ナノ医療イノベーションセンター センター長)

会場からの質問に答える片岡一則先生
(ナノ医療イノベーションセンター センター長)

2021年12月18日(土)、石川県立音楽堂において、第10回世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)サイエンスシンポジウムを開催し、その様子をオンライン配信いたしました。

本シンポジウムはWPI研究拠点の成果を広く紹介するためにWPI拠点が持ち回りで毎年開催しており、今年度は金沢大学ナノ生命科学研究所が主催。石川県教育委員会と連携し、令和3年度石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会との同時開催となりました。会場には石川県スーパーサイエンスハイスクール指定校の生徒を中心とした石川県内の高校生が来場し、オンラインでは全国各地から高校生を中心とした一般市民の方に参加していただき、併せて約500名が本シンポジウムに参加されました。

午前の部は公益財団法人川崎市産業振興財団 ナノ医療イノベーションセンター センター長の片岡一則先生による特別講演を皮切りに、WPI拠点からは、物質・材料研究機構 国際なのアーキテクトニクス研究拠点 拠点長の谷口 尚先生、九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 准教授 高橋幸奈先生、そして、金沢大学 ナノ生命科学研究所 所長の福間剛士先生が講演。名古屋大学URAの丸山恵氏をモデレーターとして行われた登壇者による座談会では、会場の高校生たちからさまざまな質問が寄せられ、活発なディスカッションが行われました。

高校生に質問を行る福間所長

高校生に質問を行る福間所長

午後の部は令和3年度石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会を開催。口頭発表では各校代表の6グループが発表を行い、審査委員を務めた本研究所の福間所長、福森副所長、秋根PIと学術集会さながらの白熱した質疑応答が行われました。ポスター発表では32グループが5か所に分かれ、本学のURAをはじめとしたモデレーターの進行のもと、フラッシュトーク形式の発表を行いまいした。全国に14ある全てのWPI拠点から若手研究者がディスカッションに参加し、発表した高校生はオンサイトとオンラインの双方から発表のフィードバックを受けることができ、充実した研究交流が行われました。

最新の研究成果や一線級の研究者に触れた高校生からは「最新の研究に触れることができ、とても良い経験が出来た」、「今回の体験を来年に自分たちがする課題研究に活かしたい」、などの声が聞かれ、盛会のうちに終了しました。

ポスター発表の様子

ポスター発表の様子