金沢大学 ナノ生命科学研究所

NanoLSI国際セミナーを開催

3月13日,自然科学5号館において,NanoLSIによる国際セミナーを開催しました。
第一部では,北京計算科学研究センターよりJin Yu先生をお招きし,原子論的分子動力学シミュレーションによる,F1-ATPaseとRNAポリメラーゼの二つのタンパク質ナノマシンについての研究成果をご紹介いただきました。北京にある高性能スーパーコンピュータがこの研究に使用され,このような重要な分子システムの動作メカニズム解明に挑んでいます。なお,F1-ATPaseについては,NanoLSIでも実験的に研究されています。
第二部では,ベルリンのフリッツ・ハーバー研究所マックス・デルブリュック分子医学センターよりJeffrey Noel先生をお招きし,構造的に解明されたリボソームのコンピュータシミュレーションの結果をご紹介いただきました。この研究はmRNAの遺伝情報を読み取ってタンパク質へと変換する機構である翻訳を行うリボソームというタンパク質の翻訳メカニズム解明を目指しています。また,マックス・デルブリュック分子医学センターとナノ生命科学研究所が実験的に取り組んでいる共同研究についてもお話いただきました。これは膜を変形させてフィラメントを形成する重要な役割を有するダイナミンにより形づくられたフィラメントについての研究で,最新のマルチスケールシミュレーションが用いられています。
講演後には,参加者から様々な質問が寄せられ,闊達な意見交換が行われました。


Jin Yu先生

Jeffrey Noel先生
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