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掲載日:2019.03.07 ニュース

NanoLSI研究者が第15回日独学術コロキウムに参加

2⽉7日~2月8日、第15回日独学術コロキウムが、金沢大学、ベルリン自由大学、JSPS Bonn Officeの共催によりドイツ・ベルリンにて開催されました。

日独学術コロキウムとは、先端研究分野のテーマを設定し、若手研究者を含む日独双方の専門家による研究発表と充実した討論を行う小研究会で、相互の理解を深め、今後の研究協力の促進を図ることを目的に毎年開催されているイベントです。

今回の日独学術コロキウムでは、Nano-LifeScience がテーマとして取り上げられ、‘Biophysics of Cells and Tissue’と題し、日本側研究者6名(金沢大学NanoLSI研究者2名、理化学研究所 生命機能科学研究センター(以下、理研BDR)所属研究者2名)、ヨーロッパ側研究者7名が研究発表を行いました。約30分のプレゼンテーションののち、質疑応答が行われ、活発な議論が交わされました。

1日目は、光遺伝学や膜タンパク質に関連した発表や、1分子イメージング技術を用いた生体分子・細胞シグナルの研究に関する発表が行われました。途中、科学的に歴史のあるDahlemキャンパスを周るツアーを挟んで、1分子イメージング技術を用いた生体分子の研究に関する発表が行われました。その後のポスターセッションでは、ベルリン自由大学のポスドク・博士課程の学生による研究内容の紹介があり、意見交換が行われました。

2日目は、NanoLSIのPIである安藤敏夫教授及び華山力成教授をはじめとする7人の研究者が研究発表を行いました。高速原子間力顕微鏡(AFM)や市販AFMを用いたBio-AFM関連の研究や、エクソソームの研究に関する発表が行われました。

2日間の研究発表・交流会等を通して、日本側研究者とヨーロッパ側研究者の交流を図ることができました。また、NanoLSIの連携機関である理研BDRの研究者との親交を深めることができました。

【関連情報】
第15回日独学術コロキウム(JSPS Bonn Officeウェブサイト)