掲載日:2019.04.25 ニュース
【参加者募集】「第8回バイオAFM夏の学校」開催のご案内
金沢大学ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI)では、「第8回バイオAFM夏の学校」の参加者を下記のとおり募集します。
開催趣旨:
金沢大学では、超解像AFM(FM-AFM及び、3D-AFM)、高速AFM、走査型イオン伝導顕微鏡(SICM)といった独創的なBio-AFM技術を世界に先駆けて開発し、生命科学研究に応用してきました。
金沢大学ナノ生命科学研究所(NanoLSI)においては、これらの先端Bio-AFMを自身の研究で使用してみたい若手研究者や学生の皆様を対象に、ご自身で持ち込んだ試料の観察を実際に体験し、 新しい可能性を肌で感じていただくことを目的としたバイオAFM夏の学校を開催します。 夏の学校では、超解像AFM、高速AFM、SICMの3種類の顕微鏡から自分の目的に合ったものを選択できます。 バイオ試料もしくはバイオ研究に関連する幅広い範囲を測定対象とします。 そして、日頃からこれらの先端Bio-AFMで研究を行なっているスタッフから、装置の操作方法や試料調製のノウハウも学ぶことができます。 是非、ご参加下さい。
参加要件:
- ご自身の研究対象を先端Bio-AFMで観察したい方
- Bio-AFMに関する予備知識は必要ありません。
スケジュール:
日付 | 午前の部 | 午後の部 |
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8月19日(月) 場所:インキュベーション施設 1階セミナー室 |
09:30-受付 10:00-講義(基礎知識の習得)
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装置の取扱説明および実演 |
20日(火) | 実習:標準試料の観察 | 実習:持ち込み試料の観察 |
21日(水) | 実習:持ち込み試料の観察 | 実習:持ち込み試料の観察 18:00- 交流会 |
22日(木) 23日(金) |
実習:持ち込み試料の観察 | |
24日(土) 場所:自然科学図書館棟 1階 大会議室 |
10:00-12:00 簡単な成果発表会
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13:00-17:00 簡単な成果発表会 19:00-21:00 閉校式 |
- 期間に変更はありませんが、それぞれの時間帯が前後する可能性があります。
注意点:
- 超解像AFMの観察対象は、サブナノスケール分解能での2次元および3次元計測を必要とする固液界面の表面構造や水和構造です。 その他にもOL-EPMと呼ばれる液中電位分布計測技術と組み合わせて、腐食、触媒、電池、バイオセンサなどの反応分布をナノスケールで液中観察することもできます。 高速AFM では、タンパク質やDNAなどの生体分子に加え生細胞やオルガネラも観察できます。 SICMでは、少し大きな試料である生細胞や微生物などの生体試料の表面構造・形状から、電池材料、触媒材料の形状、電気化学特性が観察できます。
- 操作方法を習得できるのは、高速AFM、超解像AFM、SICMのいずれか1つです。参加申込書でいずれかを選択して下さい。
- 持ち込み試料の観察に関しては、4日間かけられない場合があること、および4日という短期間ではその試料に最適な条件での観察を達成することが難しい可能性があることを、あらかじめご了承ください。
- 参加定員は23名(高速AFM10名、超解像AFM7名、SICM6名)です。参加希望者が定員を超える場合は、応募用紙に記載の内容をもとに選考させていただきます。結果は7月上旬までにメールにてご連絡します。
- 参加費は不要です。旅費は、金沢大学の旅費規程に基づいて支給します。
- 以前にバイオAFM夏の学校に参加されたことがある方は参加できません。(期間外に共同研究を行ってください。Bio-SPM技術共同研究募集についてはこちらをご覧ください :https://nanolsi.kanazawa-u.ac.jp/wp/research/applications/bio-spm/)
申込方法:
参加申込書(Word ファイル)に必要事項を記入し、6月14日(金)17時までに下記のアドレスまでメールでお送り下さい。
送付先:金沢大学 ナノ生命科学研究所 (NanoLSI) 国岡由紀
kunioka[at mark]staff.kanazawa-u.ac.jp [at mark] を @ に置き換えて下さい。