掲載日:2020.03.31 ニュース
安藤敏夫特任教授らの国際共同研究課題がヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム(HFSP)の研究グラントに採択
ナノ生命科学研究所の安藤敏夫特任教授ら国際共同研究チームが申請した研究課題が、ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム(HFSP)の研究グラント(Program Grant)に採択されました。
HFSPは、生体が持つ精妙かつ複雑な機能の解明に取り組む先進的な基礎研究を支援する国際共同研究助成プログラムです。特に、ライフサイエンス以外の分野(物理学、数学、化学、情報科学、工学等)の科学者らの専門知識を活用した、学際的かつ独創的な共同研究に大きな重点を置いています。このプログラムは、過去の採択者から多くのノーベル賞受賞者を輩出しており、ライフサイエンス分野における極めて競争率の高い国際共同研究グラントとして知られています。2020年度採択分には計549件の申請があり、そのうち本研究課題を含む20件が採択されました(採択率3.6%)。
安藤特任教授は、Foundation for Research & Technology – Hellas(ギリシャ)のElectra Gizeli教授、マックス・プランク分子細胞生物学・遺伝学研究所(ドイツ)のMarino Zerial教授、スタンフォード大学(アメリカ)のAndrew J. Spakowitz博士とともに、「Self-organization and biomechanical properties of the endosomal membrane(エンドソーム膜の自己組織化と力学特性)」を解明することを目指します。同チームには、45万USドル/年の研究費が3年間助成されます。
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